『薬屋のひとりごと』原作展が阪神梅田本店で開幕! この夏から冬に行けるマンガ展・原画展まとめ【2026年下半期カレンダー】

『薬屋のひとりごと』の世界を深掘りする「小説『薬屋のひとりごと』原作展 毒と薬、科学とミステリー」が、2026年7月15日から27日まで、大阪・阪神梅田本店で開催されます。大阪会場だけの限定キービジュアルや限定グッズも発表され、関西のファンの間で早くも話題になっています。

原作展や原画展と聞くと「東京のイベント」という印象があるかもしれません。ところが調べてみると、この夏から冬にかけて、マンガの展覧会は全国各地で目白押し。東京や大阪はもちろん、札幌、金沢、京都、福岡、名古屋にも人気作品の展覧会がやってきます。

今回は『薬屋のひとりごと』原作展のニュースを入口に、2026年下半期に開催されるマンガ展・原画展をまとめて紹介します。記事の後半には開催カレンダーの一覧表も用意しました。お住まいの街にやってくる「推し展」を、ぜひ見つけてみてください。

目次

『薬屋のひとりごと』原作展はどんなイベント?

会場は阪神梅田本店8階の催場で、会期は2026年7月15日から27日まで。この原作展は2025年12月に東京スカイツリータウン・ソラマチで初開催され、今年6月の横浜赤レンガ倉庫を経て、3会場目にしていよいよ関西初上陸となります。

『薬屋のひとりごと』は日向夏さんのライトノベルを原作に、2系統のコミカライズが並行して人気を集める大ヒットシリーズです。シリーズ累計発行部数は4,500万部を突破し、TVアニメ第3期や劇場版の公開も控える、今もっとも勢いのある作品のひとつと言えます。

展示は、作品の歴史をたどる「回廊」に始まり、登場人物の設定資料や相関図、作中の事件の真相に迫る「深読み」展示など、ミステリーとしての魅力を掘り下げる構成です。著者・日向夏さんのコメント付きで作品を解剖する「薬屋のひとりごと大解剖」も用意されています。

注目の関西限定要素は、大阪会場だけの限定キービジュアルと、それを使ったグッズの販売です。さらに阪神大食堂と各階喫茶では、チケット提示で先着3,000名にオリジナルポストカードのプレゼントも。百貨店ならではの館内連動企画で、展覧会と一緒に一日楽しめる内容になっています。

この夏から冬へ。マンガ展・原画展は全国ラッシュ

実は今、マンガの展覧会は空前のラッシュ状態です。2026年下半期に開催が発表されている主な展覧会を、開幕日順に見ていきましょう。

『ヒカルの碁』原画展(東京・池袋、7月10日〜26日)

囲碁ブームを巻き起こした『ヒカルの碁』(ほったゆみ・小畑健/集英社)の原画展が、池袋・サンシャインシティ展示ホールAで開催されます。過去の開催が好評を博しての東京凱旋で、小畑健さんの緻密な生原稿を間近で見られる貴重な機会です。会期は7月26日までと短めなので、気になる方はお早めに。

創刊50周年記念「LaLa原画展」(東京7月17日から、大阪9月5日から)

『夏目友人帳』などを生んだ少女マンガ誌「LaLa」(白泉社)の創刊50周年を記念した原画展です。総勢76名の作家による原画200点以上が集結し、1976年の創刊号をはじめとする貴重な資料も展示されます。東京は新宿高島屋で7月17日から8月3日まで、大阪はなんばパークスミュージアムで9月5日から27日まで開催されます。

「完・宇宙兄弟展」(東京・渋谷、7月31日〜8月23日)

2007年から連載が続いた『宇宙兄弟』(小山宙哉/講談社)が、18年の物語についに幕を下ろしました。完結を記念する展覧会が西武渋谷店で開催され、原画や設定資料に加えて、名場面を追体験できるエリアも用意されます。2026年9月に閉店する西武渋谷店で開かれる、「二つの完」が重なる特別な展覧会です。

「月刊少女野崎くん」15周年記念ミュージアム(東京・大阪・福岡・愛知)

『月刊少女野崎くん』(椿いづみ/スクウェア・エニックス)の連載15周年を記念したミュージアムが、8月7日の有楽町マルイを皮切りに、なんばマルイ、博多マルイ、名古屋PARCOへと4都市を巡回します。入場無料(事前抽選・予約制の場合あり)で立ち寄りやすいのもうれしいところです。

「鋼の錬金術師×黄泉のツガイ展」(東京から札幌・金沢・大阪へ巡回)

『鋼の錬金術師』の25周年と『黄泉のツガイ』の5周年を記念した、荒川弘さんのW企画展です。両作品のキャラクターが集う描き下ろしメインビジュアルも公開されました。8月13日の松屋銀座を皮切りに、大丸札幌店、金沢の香林坊大和、大阪の阪急うめだ本店へと年をまたいで巡回し、愛知ほかでも順次開催が予定されています。

「ボボボーボ・ボーボボ展」(東京9月30日から、大阪2027年1月から)

『ボボボーボ・ボーボボ』(澤井啓夫/集英社)の展示会は、その名も「ハジケリスト養成プログラム」。アフロが開閉するボーボボの展示など、作品らしく振り切った内容が予告されています。東京は池袋・サンシャインシティで9月30日から10月17日まで、大阪は2027年1月8日から24日までATC・ITM棟で開催されます。

「不滅の力 永井豪 ―永井豪記念館リバイバル―」(京都、11月28日から)

『デビルマン』『マジンガーZ』の永井豪さんの特別展が、京都文化博物館で11月28日から2027年1月11日まで開催されます。2024年の能登半島地震で被災した石川・輪島の永井豪記念館に展示されていた原画や原稿を中心に、本展のための描き下ろしマンガも公開予定。レジェンドの画業と復興への願いが重なる展覧会です。

一覧で見る「2026年下半期のマンガ展・原画展」カレンダー

ここまで紹介した展覧会を、開幕日順のカレンダーとして整理しました(会期はいずれも2026年。発表済みの情報に基づくもので、変更される場合があります)。

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No.展覧会名会場会期
1ヒカルの碁 原画展東京・池袋 サンシャインシティ7月10日〜7月26日
2小説『薬屋のひとりごと』原作展大阪・阪神梅田本店7月15日〜7月27日
3創刊50周年記念 LaLa原画展(東京)東京・新宿高島屋7月17日〜8月3日
4完・宇宙兄弟展東京・西武渋谷店7月31日〜8月23日
5「月刊少女野崎くん」15周年記念ミュージアム(東京)東京・有楽町マルイ8月7日〜8月23日
6鋼の錬金術師×黄泉のツガイ展(東京)東京・松屋銀座8月13日〜9月2日
7「月刊少女野崎くん」15周年記念ミュージアム(大阪)大阪・なんばマルイ9月4日〜9月13日
8創刊50周年記念 LaLa原画展(大阪)大阪・なんばパークスミュージアム9月5日〜9月27日
9ボボボーボ・ボーボボ展(東京)東京・池袋 サンシャインシティ9月30日〜10月17日
10「月刊少女野崎くん」15周年記念ミュージアム(福岡)福岡・博多マルイ10月2日〜10月12日
11鋼の錬金術師×黄泉のツガイ展(北海道)札幌・大丸札幌店10月14日〜11月1日
12「月刊少女野崎くん」15周年記念ミュージアム(愛知)名古屋・名古屋PARCO10月17日〜11月1日
13鋼の錬金術師×黄泉のツガイ展(石川)金沢・香林坊大和11月27日〜12月13日
14不滅の力 永井豪 ―永井豪記念館リバイバル―京都・京都文化博物館11月28日〜2027年1月11日
15鋼の錬金術師×黄泉のツガイ展(大阪)大阪・阪急うめだ本店12月16日〜2027年1月10日
16ボボボーボ・ボーボボ展(大阪)大阪・ATC ITM棟2027年1月8日〜1月24日

こうして並べると、7月から1月まで途切れることなく、どこかの街でマンガ展が開かれていることが分かります。東京発の展覧会が数ヶ月かけて地方都市を巡回するパターンが定着してきており、「地元で本物の原画に会える」機会は確実に増えています。

展覧会の予習・復習には、原作の読み返しがいちばんです。気になる作品はこちらからどうぞ。

個人の皆様へ。原作を読み返してから行くと、展覧会は何倍も楽しい

原画展の醍醐味は、印刷では分からない筆致や修正の跡、セリフの直しまで見えてしまうところにあります。だからこそ、物語が頭に入った状態で見るのとそうでないのとでは、感動の深さがまるで違います。行く前に原作を読み返しておくのがおすすめです。

また、今回まとめた展覧会は会期が2〜3週間と短いものが多めです。「気づいたら終わっていた」が展覧会あるある。気になるイベントは今のうちにカレンダーに入れておきましょう。

施設運営者の皆様へ。展覧会の熱を、地域の集客に

見てきたとおり、マンガの展覧会はもう東京だけのものではありません。札幌、金沢、京都、福岡、名古屋。巡回展が地域にやってくると、その作品の原作需要は地元でも確実に動きます。展覧会帰りのお客様が「続きを読みたい」と思ったとき、近くの施設のマンガコーナーにその作品が並んでいたら、それは強い来店動機になります。

弊社では、こうした地域のイベントや話題に合わせた選書のご相談も承っています。「地元に巡回展が来るのでその作品を置きたい」「話題作で棚を組み替えたい」といったご要望も、お気軽にお寄せください。

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