呪術廻戦が横浜の大観覧車をジャック、夜空に“帳”が降りる、人気マンガが街のランドマークを舞台にする広がり
アニメ「呪術廻戦」と横浜市のコラボで、みなとみらいの大観覧車「コスモクロック21」に特別演出が登場します。2026年8月16日には虎杖悠仁役の榎木淳弥さんが登壇する点灯式が開かれ、「3、2、1!」のカウントダウンとともに約2分間の演出がお披露目されました。
横浜の夜空に“帳”が降りるという幻想的な演出で、直径100mの観覧車に虎杖悠仁や伏黒恵らが次々と浮かび上がり、作中の「術式」を光のグラデーションで表現。特別演出は8月21日から31日までの期間限定で楽しめます。これはアニメ5周年のフィナーレを記念した横浜市コラボの一環で、よこはまコスモワールドやYOKOHAMA AIR CABIN、横浜マリンタワーなど、街の各所を回遊できる企画が展開中。8月29日・30日にはKアリーナ横浜でフィナーレイベント「じゅじゅフェス 2026」も開催されます。
呪術廻戦といえば、これまでにも街を舞台にした大がかりなコラボで知られてきました。そして人気マンガが街のランドマークそのものを演出に取り込む例は、近年どんどん増えています。どんな事例があるのか、振り返ってみましょう。
駅前の大型広告から、ランドマークを舞台にする街コラボへ
マンガ・アニメの街コラボといえば、かつては駅前の大型ビジョンやポスターを使った「広告ジャック」が中心でした。呪術廻戦も2022年に、渋谷スクランブル交差点の周辺およそ半径400メートルにある13面のデジタルサイネージを同時にジャックし、作中の場面を次々と映し出して大きな話題を呼びました。チェンソーマンも渋谷や新宿で街をジャックする広告展開を行うなど、大型作品による駅前ジャックは一つの定番になっています。こうした駅や街頭を使ったマンガ広告の進化については、新宿駅に登場した“めくれる巨大マンガ”広告の記事でも詳しく紹介しています。
そして近年は、広告の枠を飛び出して、タワーや観覧車といった街のランドマークそのものを演出の舞台にする形へと広がっています。建物のライトアップや大観覧車の特別演出は、写真や動画で拡散されやすく、その場に足を運ぶ動機にもなる。今回の横浜・コスモクロック21の演出は、その最新形といえます。
舞台になるのは、都市のランドマークだけではありません。温泉地では「キングダム」が佐賀・古湯温泉街を丸ごとジャックして延べ32万人を動かし、アニメと温浴施設が手を組むコラボも各地で増えています。さらに空港をテーマパークのように染め上げた“ポケモン空港”や“マンガ空港”のような試みまで、コラボの舞台はあらゆる場所へと広がっています。
街を彩ってきた人気マンガ・アニメのコラボ事例
ここからは、街やランドマークを舞台にしたコラボの具体例を紹介します。
呪術廻戦 × 横浜市(コスモクロック21ほか)
今回の主役です。大観覧車の特別演出だけでなく、みなとみらい駅の大型フォトスポットや、市内各所に設置されたキャラクターのフォトスポット、対象店舗での限定ステッカー配布など、横浜の街全体を回遊しながら楽しめる構成になっています。観覧車という誰もが知るランドマークを丸ごと使うことで、作品を知らない人の目にも自然と触れる仕掛けです。
公式の情報は、横浜市の観光サイトでまとめて確認できます。
呪術廻戦 × 渋谷(駅前ジャック)
横浜コラボの“前史”にあたるのが、渋谷での大型広告ジャックです。2022年には単行本の刊行に合わせて、渋谷駅前の13面のサイネージをシンクロさせる演出を実施。さらに最終巻の発売時にも渋谷を広告でジャックし、そのたびにファンが現地に詰めかけました。作中で渋谷が重要な舞台になっていることもあり、渋谷と呪術廻戦は特別な結びつきを持っています。
チェンソーマン × 渋谷・新宿
アニメの放送に合わせて、渋谷や新宿を中心に街をジャックする広告を展開しました。JR渋谷駅のハチ公口のボードに描き下ろしビジュアルを掲出し、新宿駅前の大型ビジョンでは3D映像を放映するなど、都市の風景に作品世界を溶け込ませる演出で注目を集めました。駅前ジャックの表現力を押し広げた事例の一つです。
都市そのものを舞台装置に変える見せ方が印象的でした。
東京タワーを舞台にしたコラボ(光が死んだ夏 ほか)
東京タワーも、作品コラボの舞台として人気の高いランドマークです。館内のエンタメ施設RED° TOKYO TOWERでは、「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」や「光が死んだ夏」など、話題作とのコラボイベントが冬季を中心にたびたび開催されてきました。展望台やイルミネーションと組み合わせることで、観光とファン体験を同時に満たせるのが強みです。
高さのある建造物ならではの、非日常感が魅力になります。
街を舞台にしたコラボ事例一覧
| No. | 作品 | 舞台・ランドマーク | 演出の形 |
|---|---|---|---|
| 1 | 呪術廻戦 | 横浜・コスモクロック21ほか | 大観覧車の特別演出+街の回遊 |
| 2 | 呪術廻戦 | 渋谷駅前 | 13面サイネージの同時ジャック |
| 3 | チェンソーマン | 渋谷・新宿 | 駅前ボード+大型3D映像 |
| 4 | 鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 | 東京タワー(RED°) | 館内コラボイベント |
| 5 | 光が死んだ夏 | 東京タワー(RED°) | 館内コラボイベント |
期間限定の演出を、現地で見に行く
コスモクロック21の特別演出は8月21日から31日までの期間限定です。夜のみなとみらいで、直径100mの観覧車に呪術廻戦の世界が浮かび上がる光景は、この期間にしか味わえません。フォトスポットを巡りながら街を歩けば、写真も思い出もたくさん持ち帰れます。じゅじゅフェスとあわせて、横浜を丸ごと楽しむ一日にするのもおすすめです。
こうした期間限定のコラボは、そのときその場所でしか出会えないからこそ足を運ぶ価値があります。
通過するだけの街を、立ち寄りたい場所に変える
ランドマークを使った街コラボが増えているのは、「通過するだけの場所」を「わざわざ訪れる目的地」に変える力があるからです。観覧車やタワーを目当てに来た人が、周辺の店舗や施設にも足を延ばす。人の流れを生み、滞在時間を延ばす仕掛けとして、コラボはますます重視されています。
集客した人にその場でくつろいでもらう工夫も、同じくらい大切です。スマートコミックは、店舗や施設にマンガコーナーを手軽に設置できる法人向けのコミックレンタルサービス。話題の作品をそろえておけば、立ち寄ったお客様の滞在時間を自然に延ばせます。導入事例や料金プランは以下からご覧ください。
