【3,000冊】”この学校、面白そう”を生む仕掛け。IT・アニメ系専門学校が交流ラウンジに3,000冊のマンガコーナーを設置した理由

| 学校名 | 水戸デジタル専門カレッジ(旧 水戸電子専門学校) 様 |
|---|---|
| 業態 | 教育機関(IT・ゲーム・アニメーション分野の専門学校) |
| エリア | 茨城県水戸市 |
| 導入冊数 | 3,000冊 |
水戸デジタル専門カレッジ 様
茨城県水戸市に位置する「水戸デジタル専門カレッジ」(旧 水戸電子専門学校)は、開校70周年を機に校舎の全面リノベーションを実施しました。プロジェクター3台と大型モニターを備えた「未来型教室」、地元デザイナーが手がけた「ワクワクする空間×IT」がテーマのデザイン室など、アウトプット中心の学びを体現する空間へと生まれ変わっています。そのリニューアルの一環として、1階の交流拠点「クロスラウンジ」に約3,000冊のマンガコーナーを新設。クリエイティブ教材としてのコミック導入の経緯と、導入するコミックレンタルサービスにスマートコミックを選んだ理由についてお話を伺いました。
“娯楽”ではなく”教材”。コミック導入の狙い
― 今回のリノベーションで、マンガコーナーを導入された経緯を教えてください。
開校70周年を迎えるにあたり、「教育のあり方」そのものを見つめ直すプロジェクトを立ち上げました。カリキュラムの改革だけでなく、校舎の空間そのものを変えることで、学生がアウトプット中心の学びに自然と向かえる環境をつくりたいと考えていました。
その中で生まれたのが、1階の「クロスラウンジ」です。学科の異なる学生同士が自然と交わり、刺激を受け合える場所にしたかった。そこに何を置くかを考えたとき、漫画が浮かびました。本校はIT、ゲーム、アニメーションといったクリエイティブ分野の学校です。漫画には物語構成、演出技法、キャラクター設計、視覚表現——あらゆるクリエイティブの要素が詰まっている。単なる娯楽ではなく、学生にとっての「総合的な教材」になると確信していました。

― 在校生の学びだけでなく、入学希望者への訴求もお考えだったのでしょうか。
はい、それも大きなポイントでした。オープンキャンパスや学校見学で高校生が来たときに、「この学校、なんだか面白そう」「ここで学んでみたい」と直感的に感じてもらえるコンテンツにしたかったんです。教室や設備だけでは伝わりにくい学校の雰囲気や文化を、マンガコーナーが自然と伝えてくれるのではないかと期待していました。
初めての試みの中で感じた不安と、コミックレンタル業者選定のプロセス
― 教育機関でのマンガコーナー導入は珍しいと思いますが、どのように進められましたか?
正直なところ、これまでマンガコーナーを置いたことがなかったので、手探りの状態からのスタートでした。どのくらいの冊数が適切なのか、どんなジャンルを揃えるべきなのか、棚のレイアウトはどうするのか——わからないことだらけでした。まずはインターネットでいくつかの業者を調べて、問い合わせを行いました。
― 複数社を比較された中で、弊社(春うららかな書房)のスマートコミックを選ばれた決め手は何でしたか?
一番大きかったのは、やり取りの親密さとレスポンスの早さです。初めての取り組みなので、こちらも質問が多くなりますし、漠然とした相談になることもあります。そういった段階から、一つひとつ丁寧に対応してくださったのがスマートコミックさんでした。
他社さんだと、問い合わせへの返答が遅かったり、こちらの状況をあまり汲み取ってもらえない印象があったりしたこともあったのですが、スマートコミックさんは最初の段階から「教育機関としてどう活用したいか」をしっかり聞いてくれました。安心して任せられると感じたのが、最終的な決め手でした。
教育機関ならではの選書とレイアウト提案
― 導入にあたって、弊社(春うららかな書房)の担当者にはどのようなご相談をされましたか?
まず伝えたのは、「教材としても機能するコミックコーナーにしたい」ということです。ゲームやアニメの制作を学ぶ学生が多いので、ストーリーテリングや演出、キャラクターデザインの参考になるようなタイトルを中心にしたいとお伝えしました。
加えて、クロスラウンジは学生の交流スペースとしても機能する場所なので、幅広いジャンルを揃えつつ、学科を問わず手に取りやすい構成にしてほしいと相談しました。
― 弊社(春うららかな書房)の担当者からの提案内容はいかがでしたか?
こちらの意図や学校の特色をきちんと理解した上で提案してくれたのが心強かったです。「クリエイティブ系の学生にはこのジャンルが響く」「話題のメディア化作品を入れておくと、入学希望者にもアピールになる」といった、こちらが思いつかなかった視点からの提案もありました。
スマートコミックさんは書籍卸商として10,000店舗以上への導入実績があり、月間の取扱冊数も180万冊を超えていると伺いました。それだけの規模で蓄積された販売・レンタル・検索データを集計した独自メディア「虎の巻」の情報をもとに、「今まさに注目されているタイトル」をデータで裏付けながら提案してもらえる。これは私たちだけではなかなかできることではないですし、他社にはなかった提案の仕方でした。
棚のレイアウトについても、設置スペースの条件に合わせた具体的なプランを出していただけたので、こちらは安心してお任せすることができました。
初めてでも安心できた、導入までの進め方
― 実際のコミックコーナー導入の流れはスムーズに進みましたか?
はい、想像以上にスムーズに進みました。こちらは初めての経験ですので、「何をいつまでに決めればいいのか」すら分からない状態だったのですが、スマートコミックさんのほうから段取りを整理してくださいました。こちらは確認して判断するだけで進められたので、他の施設工事との並行作業でも、負担を感じることはほとんどありませんでした。
― リノベーション工事との兼ね合いで、苦労された点はありましたか?
校舎全体のリノベーションと同時進行だったので、搬入のタイミングや棚の設置スケジュールは工事側との調整が必要でした。ただ、そのあたりもスマートコミックさんが柔軟に対応してくださって、工事の進捗に合わせて納品スケジュールを調整してもらえました。「この日に届けてほしい」というこちらの要望にも、すぐに対応していただけたので助かりました。
書棚やコミックの設置作業もやっていただけて、完成したクロスラウンジにジャンル毎にちゃんと綺麗に並んでいた3,000冊のマンガコーナーを見たときは、素直に嬉しかったですね。
導入を終えて、これからの期待
― リノベーションが完了したばかりですが、現時点での手応えはいかがですか?
まだオープンしたばかりなので、これからというところではありますが、マンガコーナーの前で足を止めて棚を眺めている学生の姿はすでに見かけています。「こんなに揃ってるんだ」と驚いている声も聞こえてきて、まずは狙い通りのインパクトは出せたのかなと感じています。
これから新学期が本格的に始まって、新入生も含めてクロスラウンジを日常的に使うようになれば、学科を超えた交流の場としても機能していくのではないかと期待しています。
― 今後の展望についてお聞かせください。
2027年4月に、茨城県と連携した「アニメーション人材育成コース」の開設を予定しています。アニメーション制作を学ぶ学生にとっても、コミックは最も身近で優れた教材のひとつです。新コース開設に向けて、蔵書の拡充やジャンルの見直しも、スマートコミックさんと相談しながら進めていきたいと考えています。
漫画が、学生の感性を育み、地域・企業・学生がつながる創造拠点の一部として根付いていくことを期待しています。
学校リノベーションで「クロスラウンジ」に配架された(3,000冊)の写真


