日本初の女性総理・高市早苗が愛読していたマンガ〜”不良少女”から総理へ、その原点を探る〜

高市早苗が愛読していたマンガ
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いま、話題のこの人物に注目

2025年10月24日午後、高市早苗首相が衆参両院の本会議で就任後初めての所信表明演説を行いました。「責任ある積極財政」を打ち出し、石破前政権からの路線転換を明確に。2026年中に安全保障関連3文書の改定を目指すなど、防衛力強化への強い意志を示しました。

10月21日に日本初の女性内閣総理大臣に就任した高市氏。「働いて働いて働いて働いて働いて参ります」という力強い宣言とともに、自民党・日本維新の会の連立政権をスタートさせました。「日本を今一度洗濯する」と坂本龍馬の言葉を引用し、不正義を許さない強い改革姿勢を打ち出す高市総理。その原点には、意外にも「不良少女」だった青春時代と、一冊のバイクマンガがありました。

高市早苗ってどんな人?

1961年奈良生まれ。神戸大学卒業後、松下政経塾を経て、1993年に衆議院議員初当選。以来10期連続当選を果たし、2025年10月、日本初の女性総理大臣に就任しました。

安倍晋三元首相の初当選同期で、保守派の論客として知られる一方、「特技は徹夜」と公言するほどの勉強家。経済安全保障担当大臣として、重要技術の流出防止や経済安保推進法の運用に尽力してきました。

実は学生時代は「大学入るまで不良してた」と本人が語るほどのヤンチャ娘。ロックバンドでドラムを叩き、バイクで全国の海岸線を走破。ディープ・パープルやヴァン・ヘイレンを愛聴し、今もストレス解消に電子ドラムで『Burn』を叩くというロック魂の持ち主です。座右の銘は「高い志 広い眼 深い心」。

高市総理が夢中になったマンガ

『バリバリ伝説』(しげの秀一) 1983年~1991年

▼作品の基本情報・あらすじ

1983年から1991年まで『週刊少年マガジン』で連載されたバイクレース漫画。主人公・巨摩郡(こま ぐん)は、天才的なライディングセンスを持ちながらも、ライバルたちとの激しい競争や挫折を経験しながら成長していく物語。努力、研究、改善を重ねてトップレーサーへと駆け上がる姿が描かれます。

▼高市氏は以前にこう語っていた

2021年、国会議員有志による「バイカーズ議連」のアンケートで、高市氏は「20代前半は『バリバリ伝説』という漫画にハマっていました」と回答。当時、Kawasaki Z400GPやSUZUKI GSX400S KATANAを乗り継ぎ、「裏六甲や阪奈道路の大阪側など、カーブが多い道を攻めるのが好きでした」と、バイクへの熱い思いを語っています。

▼このマンガが高市総理に与えた影響とは?

『バリバリ伝説』の主人公・巨摩郡は、才能だけでなく、徹底的な研究と改善を重ねることでトップレーサーへと成長していきます。レース後の反省、マシンの改良、ライバルの分析——この作品には「努力を積み重ねる姿勢」が一貫して描かれています。

高市総理が「特技は徹夜」と語り、宿舎で大量の資料を読み込む勉強家として知られていることは有名です。また「ワークライフバランスという言葉を捨てる」「働いて働いて働いて働いて働いて参ります」という、ある意味ストイックすぎる宣言も記憶に新しいところです。

もしかしたら、20代前半に夢中になった『バリバリ伝説』の主人公が、才能だけでなく圧倒的な努力でトップに上り詰めていく姿勢が、高市総理の「徹底的に研究し、働き続ける」という政治家としてのスタイルに影響を与えたのかもしれません。

また、バイクで「攻める」ことを好んだ高市氏の若き日の姿勢は、「日本を今一度洗濯します」「不正義を見逃さない」と強い言葉で改革を訴える現在のスタイルと重なります。『バリバリ伝説』で描かれる「限界に挑戦する姿勢」が、政治家・高市早苗の「攻めの姿勢」の原点になっているのではないでしょうか。

『バリバリ伝説』の魅力

『バリバリ伝説』の魅力は、単なるスピード感だけでなく、「努力が報われる過程」を丁寧に描いている点にあります。主人公は天才でありながら、決して才能だけでは勝てない。ライバルとの競争、技術の研究、自分の限界への挑戦——この繰り返しが読者に「努力すれば道は開ける」という希望を与えてくれます。

バイクに興味がない人でも、「何かに本気で取り組む姿」に心を動かされる作品です。若き日の高市総理が、この作品から「限界に挑む勇気」や「努力を積み重ねる大切さ」を学んだとしても、不思議ではありません。

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愛読マンガから見えてくる高市総理の人物像

高市総理が20代前半に『バリバリ伝説』に夢中になっていたというエピソードからは、彼女の根底にある「努力と挑戦を厭わない精神」が見えてきます。

「大学入るまで不良」と語るヤンチャな青春時代、バイクで全国を走破した行動力、そして現在の「特技は徹夜」という勉強家ぶり。一見バラバラに見えるこれらのエピソードは、実は『バリバリ伝説』という一冊のマンガが象徴する価値観——「限界に挑戦し、努力を積み重ねる」——で一本の線でつながっているのかもしれません。

「働いて働いて働いて働いて働いて参ります」という、常人には真似できないような宣言も、『バリバリ伝説』の主人公のように「徹底的にやり抜く」姿勢の表れと考えれば、納得がいきます。

日本初の女性総理という前人未到の道を切り開いた高市早苗氏。その原動力には、若き日に読んだバイクマンガから学んだ「挑戦する勇気」と「努力を重ねる覚悟」があったのではないでしょうか。

まとめ – 高市総理の”軌跡”に目を向けると、『バリバリ伝説』がより楽しくなる –

「不良少女」から日本初の女性総理へ——。高市早苗氏の歩みは、まさに『バリバリ伝説』の主人公のように、挑戦と努力の連続だったのかもしれません。

政治的立場や政策への賛否は様々あるでしょう。しかし、彼女が若き日に『バリバリ伝説』を読み、バイクで風を切って走っていた姿を想像すると、「高市さんも一人の人間なんだ」という親近感が湧いてきませんか?

高市総理の軌跡を知った上で『バリバリ伝説』を読めば、主人公の努力と挑戦が、より深く心に響くかもしれません。あなたも、日本初の女性総理が見ていた景色を、この一冊から感じてみませんか?

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