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TOP > スタッフブログ > 2023/03/29

ホテルの利益率について解説! 計算方法や適正水準は?

ホテルの利益率を把握することは経営改善のためにとても重要です。しかし、一言に利益率と言ってもさまざまな種類があります。また、その部門ごとの適正利益率が異なるため正しい知識を身に付けておくことが必要です。

利益率というと売上を上げることだけに目を向けがちですが、支出を減らしていくことも利益率を上げることにとても有効な手段だと言えるでしょう。

定期的に利益率を計算し把握することで、閑散期や繁忙期ごとの効率のいい施策を打つことができるはずです。この記事ではホテル業界の利益率について解説していきます。

利益率の計算方法

まずは利益率の計算方法からご紹介していきます。利益率の計算は比較的簡単なので、すぐに取り入れることができます。利益率は以下のように計算できます。

利益率=利益÷売上×100

ホテル業界の場合、利益率は、季節や需要などによって月の売上実績が変動するため必ず年計業績で計算しなければいけません。

利益率は、ホテルの経営状態を明確に数字化できるため、どれくらい儲けが出ているのかを正確に把握できます。利益率をしっかりとモニタリングすることで早めの対策を打つことも可能です。

さらに客室稼働率、原価率、バックオーダー数なども把握しておくとどこに問題があるかを突き止めることができ、利益率を高めることにつながります。

利益率にはさまざまな種類があることに注意

利益率には売上高総利益率(粗利益率)、営業利益率、経常利益率、自己資本利益率、総資本利益率などさまざまな種類があります。各利益率と算出方法、利益率の計算方法を見ていきましょう。

売上高総利益率

売上高総利益率は、粗利益率ともいい売上に対して売上総利益がどの程度占めているかを数値で表すことができます。この数値が高いほどホテルの価値が高いことを意味し、適切な料金設定やサービスを行っているかという判断基準にもなります。

売上総利益=売上高-売上原価
売上高総利益率=売上総利益÷売上高×100

売上高営業利益率

売上高営業利益率とは、売上総利益から販売費や一般管理費などを差し引いた営業利益をもとに割り出します。売上高営業利益率を把握することで、実際にどれくらいの儲けを出しているのかを知ることができます。

営業利益=売上総利益-販売費や一般管理費
売上高営業利益率=営業利益÷売上高×100

経常利益率

経常利益率とは、企業全体の利益がどれくらいなのかを算出することでより正確な利益を把握することができます。営業利益率が低い場合でも、経常利益率が高かったりその逆になるケースもあります。

経常利益=営業利益+営業外収益-営業外費用
経常利益率=経常利益÷売上高×100

自己資本利益率

自己資本利益率とは、自己資本に対して利益がどれだけあるかを数値化することができます。自己資本利益率は、経営者というより株主が気にすべき指標であると言えます。

当期純利益=税引前当期純利益-利益にかかる税金±法人税等調整額
自己資本利益率=当期純利益÷自己資本×100

総資本利益率

総資本利益率とは、資本をどれだけ効率的に運営できているかを数値化することができます。数値が高いほど、効率的に資本を運用できているということです。

総資本利益率=当期純利益÷総資本×100

ホテルの利益率の適正水準

ホテル業界の利益率の合格水準は10%、目標水準は20%と言われています。目標を下回る場合は利益率を上げるための対策をとることが必要ですが、実際の適正利益率は部門ごとに違うので部門別利益率を細かく見ていくことが重要です。

まず、ホテルの売上を上げるために可能な対策は「定員を増やす」「稼働率を上げる」「宿泊料金を見直す」の3つがあります。さらに売上があっても出費が多ければ利益を得ることができないため、「賃料を抑える」「光熱費を見直す」「適切な人件費や広告費見直し」でコストカットをすることも大切です。

もちろん、どちらも常識の範囲内での対策を考えないとホテルの評判を落とすことになるので気を付けないといけません。開業前の段階でホテルのターゲット層やコンセプトを明確にし計画的な資産運用ができるかをしっかりとシュミレーションすることも大切です。

客室部門の利益率

ホテルの重要な収益部分である客室部門の利益率の目標値は60~70%です。客室部門の経費はフロントや客室を清掃するスタッフの人件費や客室のアメニティ用品などの消耗品にかかる費用などが挙げられます。

客室部門の利益率を上げるためには、価格や稼働率を上げるなどの方法があります。実際にはターゲット層や立地などによって適正な数値を設定することが大切です。

たとえば、2018年の観光庁のデータをもとに見てみると宿泊施設全体の客室稼働率は61.1%でした。しかし施設別に見てみるとシティホテルは79.9%、ビジネスホテルは75.3%、リゾートホテルは58.3%、旅館が39.0%とホテルのタイプごとに大きく異なる結果になっています。

また地域によっても稼働率が変わっているため、自身のホテルが目指す目標を正確に設定することが重要になってくるでしょう。

レストラン部門の利益率

ホテル経営で軽視できないのが、レストラン部門の収益です。レストラン部門の利益率は平均で20%ほどと言われており、経費としては、調理スタッフ、接客スタッフなどの人件費、食材や飲料の仕入れ代などが大半を占めています。

利益率を高めるためは、どのくらい仕入れが必要かを的確に予想し、食材の廃棄ロスを減らすなどの努力も必要になってきます。最近注目されているのが、食材の廃棄ロスを減らすFBコントロールという手法です。

FBコントロールは、販売価格を適正化したり食材原価を管理することでコストを抑えていく手法で、効率的に利益率を向上させることができるようになります。

宴会部門の利益率

宴会は宿泊客だけでなく外部の顧客にも利用してもらうことで大きな収益を得ることができます。宴会部門の利益率は他の部門に比べると高く、平均で50%近くになると言われています。

宴会の場合、利用客の予測が難しいレストランに対し、予約人数があらかじめわかっていることで、食材や飲料の仕入れや原材料コストをコントロールしやすくなるというメリットがあります。さらに配置するスタッフも事前に手配できるので、無駄な経費をかけずに利益を上げることができます。

大きなホテルになると法人の宴会や結婚式などに利用してもらうことも可能なので、客室の収益では限界があるという場合もこのようなサービスを利用してもらうことで、利益を高めているホテルも多くあります。

ホテルの利益率を高く保つには?

利益率を正しく把握することで改善点を把握することができ、利益アップにつなげていくことができます。利益率があまりおもわしくない場合は、ホテルのターゲット層やコンセプトと施策がずれていないか、どの部門の利益率が低いのかを調べることが重要です。

また、売上だけにとらわれずに、定期的に経費を見直し、無駄な経費を削減することも積極的に行っていかなくてはいけません。売上を大幅に増やさなくても支出を減らすことで利益率の最大化を図ることも可能だからです。ホテルの利益率を高く保つためには、収益と支出の両方を意識し定期的に見直していくようにしましょう。

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