タイトル読めますか? ハイテンションなシカ少女コメディ 『しかのこのこのここしたんたん』

タイトル読めますか? ハイテンションなシカ少女コメディ 『しかのこのこのここしたんたん』

みなさん、動物のシカは好きでしょうか? 私は奈良で育ったためかナチュラルに街を歩いてる生き物だという印象がありますが、基本的には山林に生息しているつぶらな瞳の野生動物というイメージでしょう。

そんなシカですが、最近はあるアニメ化された漫画の人気によって注目が集まっています。それが今回ご紹介する『しかのこのこのここしたんたん』です!

難解なネーミングですが「シカの子 のこのこ 虎視眈々」と3つに分けておぼえてくださいね。

目次

ガール・ミーツ・シカ!

舞台は東京の日野市。主人公は元ヤンキーという恥ずかしい過去を隠し、才色兼備の優等生として過ごしている高校2年生・虎視 虎子です。

ある朝、虎子は登校中に「シカのようなツノが生えた少女が電線に引っかかっている」というシュールな光景に遭遇。その奇妙な少女・鹿乃子 のこを助け出したのですが、なんと偶然にも彼女は虎子と同じクラスに入ってきた転校生でした。

救出された時に虎子を気に入ったのこは、さっそく学校内でもグイグイと距離をつめてきます。突き放そうにもシカ特有の嗅覚?で「虎子は元ヤンキー」など数々の弱みを察知されており、逃げることができません。

さらに、のこは「シカ部」という謎の部活を唐突に立ち上げ、虎子もシカ(のこ)の世話係として入部することに……。こうしてシカ少女に優等生が振り回される、ゆかいな生活が開幕するのでした。

謎に満ちたシカ少女の生態がおもしろい

このように本作は少年マガジン系の得意分野といえるドタバタコメディ漫画なのですが、やはり「シカのツノが生えた少女」というオリジナリティが最大の特色です。

のこはツノを別とすれば普通にかわいく社交的な女の子に見えます。

しかし読み進めるにつれ、私たち読者は以下に挙げるような彼女の謎に次々と遭遇し、混乱することになるでしょう。

・ツノが生えている理由が不明
・家族構成や、両親にツノがあるかなども不明
・そもそも人類なのかシカなのか、それ以外の別種かすら不明
・鹿せんべいが大好物
・猫よけのペットボトルが超苦手
・日野動物園でシカと一緒に展示されるアルバイトをしている
・展示されるだけでなく客へのガイド役も兼任している
・ツノは着脱できる
・ツノだけでなく頭蓋骨の一部まで着脱できる
・ツノは伸びる
・ツノは投げれば大爆発する性質がある
・ツノは食べることができる(おいしくはないらしい)
・ツノ内部は空洞になっていて、おやつなどを収納しておける

……ほんの一部を列挙しただけですが謎だらけですよね。いつか解明される日はくるのでしょうか。

のこは謎が多いだけでなく天真爛漫でトラブルメーカーでもあり、周囲の人間(おもに虎子)が騒動に巻き込まれることもしばしば。

シカ部に入部してからは特にドタバタぶりに磨きがかかります。4年ごとに開催される謎イベント「シカコレクション」出場の特訓をしたり、シカ部の動画チャンネルを作って配信したり、重度のシスコンである虎子の妹が部室まで押しかけてきたり、シカ部を目の敵にする生徒会副会長が暗躍したり、とにかく飽きません。

2年生まで優等生を演じていた虎子は急な環境の変化にとまどいますが、あわただしい日々を意外に楽しんでいる様子もあり、見ていてほっこりするのが良いですね。

ブームの火付け役! TVアニメにも注目が集まる

そもそも連載が2019年にスタートしていた本作ですが、人気が爆発したのは2024年夏にTVアニメ化されてから。

「人類よ、シカを目指せ!」というエキセントリックな公式キャッチコピーは原作の世界観をうまく表現しており、さらに「しかのこのこのここしたんたん」のフレーズを連呼するOP曲『シカ色デイズ』がネットを席巻。あまりの中毒性に脳を溶かされる視聴者が続出し、SNSだけでなく新聞記事でも話題にされました。

ノンテロップ版の『シカ色デイズ』がYouTubeでも公開されているので、興味ある方はご覧ください。おそらく視聴後1時間は「しかのこのこのここしたんたん」しか喋れなくなるほどのインパクトがありますよ。

ということで、原作コミックもTVアニメも文句なしに楽しめるこの異色・シカ・コメディ。まだまだムーブメントは終わりそうにないので、今後の伸びにも期待したいところですね!

  • URLをコピーしました!
目次