『ONE PIECE』世界人気投票でルフィが連覇! 第1回と見比べたら、順位に“この5年の物語”がそのまま出ていた

2026年8月22日・23日、千葉・幕張メッセで開催されたイベント「ONE PIECE DAY’26」で、「第2回 ONE PIECE キャラクター世界人気投票『WORLD TOP 100(WT100)』」の最終結果が発表されました。頂点に立ったのは主人公モンキー・D・ルフィ。2021年の第1回に続く連覇の達成です。

ただ、結果を眺めているとひとつの疑問が浮かんできます。第1回と比べて、順位はどう変わったのでしょうか。5年ぶり2度目の世界投票をランキングの動きから読み解いてみると、この間に連載や映画で起きた出来事が、驚くほど素直に順位へ表れていました。本記事では第2回の結果を第1回と突き合わせながら、変動の理由を考えていきます。

目次

そもそも「WT100」とはどんな投票なのか

WT100は、週刊少年ジャンプ編集部が主催する『ONE PIECE』のキャラクター世界人気投票です。第1回は連載1000話到達とアニメ放送22年を記念して2021年に実施されました。それまでのキャラクター人気投票はジャンプ誌上での国内向けが中心でしたから、全世界を対象にした投票はこれが初めてのことです。第1回にはエントリー1,174キャラクターに対して約1,200万票が集まりました。

第2回の投票期間は2026年3月4日から6月11日まで。開始日の3月4日はコミックス114巻の発売日で、全世界累計発行部数6億部突破が発表された日でもあります。投票対象は1,560キャラクターに拡大し、WEB投票に加えて専用アプリやリアル会場での「WT100スポット投票」、ハガキ投票も用意されました。日本・アジア・オセアニア・北米・中南米・欧州・中東・アフリカの8地域別ランキングを公表するのもWT100ならではの仕組みです。なお第2回の総投票数は公表されておらず、得票数が分かるのはTOP10の獲得ポイントのみとなっています。

第2回の結果、ルフィとゾロは約23万ポイント差の接戦だった

最終結果は1位ルフィが2,378,519ポイント、2位ロロノア・ゾロが2,148,793ポイント。その差は約23万ポイントで、200万ポイント超え同士の一騎打ちでした。

ここで注目したいのがゾロの得票数です。第1回でルフィが1位に輝いたときの獲得ポイントは約163万でした。今回のゾロは約214万ポイントですから、5年前の王者を上回る票を集めて、それでも2位だったことになります。投票全体の熱量そのものが大きく上がっていることが分かります。

日本だけはゾロが1位という地域差も

投票期間中に公開された地域別の週間TOP5(2026年3月16日発表分)では、日本のみ1位がゾロで、2位ルフィ、3位サンジという並びでした。一方、アジア・北米・欧州など残る7地域はすべてルフィが1位。第1回の最終結果でも欧州はナミが1位、アフリカはゾロが1位という地域差があり、国や地域ごとの好みの違いが見えるのは世界投票ならではの面白さです。

第1回と比べて分かった4つの変化

それでは本題の比較です。TOP10の顔ぶれと順位の動きを追うと、大きく4つの変化が見えてきました。

サンジとナミが3位・4位を入れ替えた

第1回はナミが3位、サンジが4位でしたが、今回はサンジが3位(約139万ポイント)、ナミが4位(約100万ポイント)と入れ替わりました。トップ5のもうひとつの椅子は第1回に続きトラファルガー・ローが確保しており、5位までの顔ぶれ自体は5年前と同じです。上位陣の盤石さと、その中でのわずかな勢力変化が同時に読み取れます。

古参の強敵たちが大きく順位を上げた

今回の比較でいちばん劇的なのはジュラキュール・ミホークです。第1回の30位から一気に9位へ浮上しました。しかも第2回の中間発表では31位でしたから、最終盤の追い込みで20以上も順位を上げた計算になります。クロコダイルも17位から10位に入り、TOP10に初めて名を連ねました。シャンクスは12位から8位、エースは9位から7位へ上昇。物語が最終章に入り、往年の強敵や重要人物に再びスポットが当たったことが、そのまま票に反映された格好です。

第1回には存在しなかったキャラクターが続々ランクイン

2022年公開の映画『ONE PIECE FILM RED』で登場したウタが15位に入ったほか、ロックス・D・ジーベックが17位、エルバフ編で登場したロキが20位、物語の黒幕として存在感を増すイムが53位と、第1回の時点では投票対象ですらなかった、あるいはほぼ描かれていなかったキャラクターが多数ランクインしました。5年分の連載とメディア展開が、ランキングの新しい風になっています。

上位常連の入れ替わりと、変わらない遊び心

一方で、第1回8位のキャロットは16位、7位のボア・ハンコックは12位、10位のサボは14位、11位のヤマトは18位と、前回の上位組には順位を下げたキャラクターもいます。とはいえいずれも100位内は堅持しており、人気が衰えたというより新旧の入れ替わりが激しかったと見るべきでしょう。なお、船のゴーイング・メリー号が45位、サウザンド・サニー号が90位、おなじみの隠れキャラのパンダマンが112位に入るなど、キャラクター以外の「推し」に票が集まるのもこの投票らしいところです。

第1回・第2回のTOP10比較表

両回のTOP10を並べてみます。獲得ポイントは各回の公式発表値です。

スクロールできます
No.第2回(2026年)獲得ポイント第1回(2021年)獲得ポイント
1モンキー・D・ルフィ2,378,519モンキー・D・ルフィ1,637,921
2ロロノア・ゾロ2,148,793ロロノア・ゾロ1,445,034
3サンジ1,399,204ナミ1,085,141
4ナミ1,007,955サンジ970,286
5トラファルガー・ロー732,301トラファルガー・ロー646,686
6ニコ・ロビン322,461ニコ・ロビン599,835
7ポートガス・D・エース301,112ボア・ハンコック392,951
8シャンクス204,827キャロット388,565
9ジュラキュール・ミホーク202,744ポートガス・D・エース355,503
10クロコダイル201,971サボ318,869

結果発表はゴールではなく、ここからお楽しみが続く

今回のWT100は、結果発表後の展開が用意されているのも特徴です。2026年8月24日発売の週刊少年ジャンプ39号では、尾田栄一郎氏が描き下ろした特別衣装のルフィが表紙を飾ります。12月にはTOP30キャラクターの特別衣装描き下ろしが3号連続のつながるポスター付録として登場予定で、TOP30キャラクターへの質問を募る企画「おしえて尾田っち!」も9月30日締切で実施中です。さらに2027年からはカードゲームへの新規カード化やTVアニメのアイキャッチ登場といった展開も予告されています。

順位を確かめてから本編を読み返すと、ミホークやクロコダイルの躍進に納得したり、自分の推しの順位に異議を唱えたくなったり、楽しみ方が一段と増えます。全巻セットはこちらからどうぞ。

世界中の“推しデータ”を、施設の本棚づくりに生かす

キャラクター人気投票の結果は、ファンのお祭りであると同時に、いま世界で何が読まれているかを示す貴重なデータでもあります。全世界累計6億部、既刊114巻の『ONE PIECE』は、人気投票や周年企画のたびに読み返し需要が生まれる作品です。ホテルや温浴施設、待ち時間のある店舗にとっては、こうした話題の波に合わせてマンガ棚を用意しておくことが、滞在時間の延長やリピート来店につながります。

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