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TOP > スタッフブログ > 2021/01/04

後宮のミステリーに挑むは変人娘!?
『薬屋のひとりごと』

2020年10月レンタルランキング31位

みなさんは推理モノの作品は好きですか? 私はもちろん大好きで『名探偵コナン』『金田一少年』などの王道人気シリーズをはじめ、いろいろ読んできました。

さて今回紹介したいのは、時代物のロマンと推理要素をあわせて楽しめる『薬屋のひとりごと』です!

舞台は昔の中国に似た国、その後宮になります。後宮とは日本の江戸時代でいえば「大奥」にあたり、選りすぐりの美女たちが皇帝の世継ぎをもうける場所。もちろん男子禁制で、せいぜい宦官(去勢済みの役人)がいるくらいな“女の園”。

主人公の少女・猫猫(マオマオ)は、薬草を採りに行く途中で人さらいに捕まり、後宮に下女として売り飛ばされてきます。いつか自由の身になるため黙って下働きをするつもりが、権力中枢をゆるがす事件に首を突っ込んでしまったため、波乱の運命に巻き込まれ――?

といった具合にストーリーが幕を開けます。

よくある平凡な少女が出世していくシンデレラストーリーかと思いきや、本作がすごいのは猫猫ちゃんの超人的な個性でしょう。凡人どころか世界に2人といないような強烈キャラクターなんです。

幼い頃から薬屋の養父に育てられたおかげで薬草・薬物の知識が豊富。また並外れた好奇心を持っていて、自分自身の体を使った毒物の実験まで迷わずやってきました。そのせいで致死量の毒でも死なない耐性を身に付けています。恋愛経験はないものの、育った場所が男女の愛憎うずまく花街(歓楽街)なため感情の機微にも敏感。いつもは物静かながら、必要とあらば不良のような荒っぽい立ち回りもやってのけるという、スーパー17歳!

ですが「目立ってもロクなことがない」と達観している一面があって、あまり他人と接することなく自分の知識をひけらかしもしない。かわいい顔もわざわざ化粧でソバカスを作って、平凡な容姿に見せるという徹底ぶり。

ここまでやっても、やはり彼女ほどの才能ってわかる人にはわかるんですね。ある時、猫猫は後宮でふと小耳にはさんだ「妃の子どもが立て続けに衰弱死した」という噂話から推理をスタート。薬屋としての知識と経験を駆使し、専門医ですら気づかなかった真相にたどり着きます。その飛び抜けた能力が評価され、上級后の従者&毒見役として出世しちゃうんですね。

それからも猫猫は、後宮内で起こる怪死事件や原因不明の火災など、たくさんの謎と陰謀に挑みながら存在感を示していきます。まだ科学が発達していない時代の話なのに「鉛中毒」や「粉塵爆発」の知識を持っていて、さらに「指紋採取」までやってのける彼女の鮮やかな手際に見惚れること間違いなし! その一方で出世を喜ばなかったり、超イケメンからのアプローチを一蹴するなど、猫猫の泰然としたマイペースぶりにクスッと和まされることも。全体的にコメディタッチな謎解き物語としてハイレベルにまとまっています。

ちなみに本作は同名小説のコミカライズ版なのですが、別々の出版社から2種類のコミカライズがされているところが非常にユニーク。私はねこクラゲ先生が作画担当する『薬屋のひとりごと』が好きなのでそちらを紹介しましたが、倉田三ノ路先生による『薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~』も面白いです。

ドロドロの権力争いやバイオレンスな描写も多少ありますが、そのあたりが極端に苦手な人でなければ超オススメしたい逸品。ぜひ序盤だけでも読んでみてほしいです!




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