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TOP > スタッフブログ > 2021/05/16

『吾峠呼世晴短編集』はファン必見な『鬼滅の刃』の原点!

『鬼滅の刃』で記録的なヒットを打ち立てた吾峠呼世晴先生。そのデビュー作を含む4本が収録された短編集をみなさんはご存じでしょうか?

今回ご紹介する『吾峠呼世晴短編集』には、『鬼滅の刃』の前身となる読み切り『過狩り狩り(かがりがり)』をはじめ、表紙にもなっている異色作『文殊史郎兄弟』、本誌掲載当時に話題を呼んだ『肋骨さん』『蠅庭のジグザグ』が収録されています。

初めの2作は古い時代(大正くらい?)で、後半の2作は現代が舞台。いずれも不思議な能力を持つ主人公たちが、悪を滅するために存在し、戦うという点が共通しています。
バトルシーンはそう派手ではないのですが、自分が悪を滅するための言い訳を愚痴りながら敵に対峙するのは奇妙で面白いです。特に『蠅庭のジグザグ』の主人公がそうですね。

『肋骨さん』は案外知っている人も多いかもしれません。主人公は清く優しい人で「浄化師」という、負の感情のあやかしを滅する能力を持っています。彼自身も他の浄化師に助けられて生き残った過去があり、その人への想いによって突き動かされていると言えるでしょう。

吾峠呼世晴先生は『鬼滅の刃』で一気にブレイクしましたが、それ以前の読み切り時代の作品はなかなかまとめられていませんでした。『鬼滅の刃』の大ヒットがなかったら、これらの短編もお蔵入りか、発表が相当遅れたかもしれません。そう思うと、ファンとしては本当に胸を撫で下ろす気持ちです。

それにしても吾峠呼世晴先生の作品は、いつも哀愁が漂っている気がします。
「こんなふうに生まれたのだから仕方がない」と割り切って前に進める強さ、みたいなものもありますね。

また『文殊史郎兄弟』のように、見た目が虫に変わるなどしても、心の清さは変わらないところも美点です。
普通なら親や血筋を恨むこともあるでしょうが、本作の主人公たちはまったくそんなことがありません。だからこそ素直に感情移入できて応援したくなるのでしょうね。『鬼滅』本編でもそうでしたが、作者の優しさは作品の随所に見られます。

絵のタッチはそれほど現在と変わってはいませんが、今描いたらもっとすごい描写になるのかも、という部分はあります。しかしそれは拙いのではなく、経験で変わっていくもの。
あとがきにもあるように、「その時にできることをやったのならば、どれだけ下手なものでも恥ずかしいことはない」と尊敬する方に言われたそうで、確かにそうだなぁと感じました。

『鬼滅の刃』で作者を知った人、好きになった人にはぜひ読んでいただきたい短編集です。そして今後の吾峠呼世晴先生の活躍にも期待したいですね。
早く新作を引っさげて本誌に戻ってきてほしいですが、まずは間もなくスタートする『鬼滅の刃』の新しいアニメに期待しましょう。
個人的に推しである宇髄天元さまの活躍する「遊郭編」です。楽しみっ♪




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